漢方戯言のコーナーに「漢方漫談 “そば” その三」を公開しました。詳しくは読んで頂けると分かるのですが、要約すると、「食道癌や胃癌の患者さんに蕎麦・野菜のみの厳格な食事制限をすると予後が延びた。今現在(1970年)それほ …
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コロナ感染の第7波も落ち着きつつありますが、コロナ感染の漢方治療を希望される方からの問い合わせは相変わらず続いているのが現状です。コロナ感染の当初は、清肺排毒湯(せいはいはいどくとう)が効果がありました。服用すると胸苦し …
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ある患者さんが、「最近、首が痛くて握力も落ちて手先に痺れも感じる」とおっしゃいました。じゃあ近所(銀座)で直ぐにMRI検査できますよ、となって検査してもらって来ました。結果、立派な頚椎のヘルニアだったので、MRI写真(C …
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漢方を飲む方は食事にも気を使われる方が多いと思います。例え胃腸の状態が良くともアトピー性皮膚炎やニキビなどの皮膚疾患は食べ過ぎたり、食べ物が悪いと直ぐに悪化してしまうことは、多くの皆さんが経験されているでしょう。さらには …
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生クリームを使ったケーキやアイスコーヒーを極々たまに食べるのですが、若い時から必ず胃もたれします。3時頃に食べると、夕食どきも胃もたれしたままで空腹感が全くありません。生クリームの様な油物は消化に時間がかかり、胃の動きも …
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昨今テレビをつけると「日本感染症学会では・・・・」とか、よく聞きますが、漢方界にも立派な学会はいくつか存在します。それぞれの学会では学会雑誌と言うものを発行していて、その中で新しい治療の発見やこんな症状にこの処方を使った …
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前回のブログでも和中飲を書いたのですが、これが思ったより好評で嬉しい悲鳴です。ちなみに和中飲の構成生薬は枇杷葉、桂枝、縮砂、我朮、藿香、呉茱萸、木香、丁香、甘草の9種類です。 先日、生薬問屋さんが京都から訪ねて見えた時に …
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当帰芍薬散=四物湯+五苓散(マイナス3種類の生薬) 女性系疾患ある人(瘀血)で浮腫みなどの水毒症状ある方が適応です。異なる作用の2つの処方を合わせた物が当帰芍薬散です。キャッチ画像の冷しゃぶと温しゃぶのタレ以上に異なる2 …
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五苓散(ごれいさん)はメジャーな処方で良く頻用されるので、服用したことがある方も多いかと思います。タイトルにも書いていますが、二日酔いにも用いられます。これは下の方に書いてあるのでよろしければ最後までご覧下さい。 五苓散 …
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前回の話の続きになります。 肝腎は前回も書いた様に、「気」をコントロールしたり貯蔵したりの作用がある部位です。さらには、肝腎は漢方でも代謝機能に関係ある部位、つまり解毒に関係していると考えています。この両者は協力関係にあ …
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