• 内科医師からスタートし、現在は三代続いている漢方専門のクリニックを銀座で開業中。女性系疾患(月経関連、更年期、 不妊症など)、アトピー性皮膚炎などから、ちょこっと体の弱い人までお見えになります。趣味はマラソン(基本的にはインドアでテレビ派)、猫(アメショ)、週に1回の外食。マラソンはsix stars finisher(東京、ボストン、ロンドン、ベルリン、シカゴ、ニューヨーク)日本人では338人目位の達成!!

花粉症の漢方と言えば小青竜湯、その効果はどんな感じで出てくるのか?

  • 2023年3月7日

天気予報などで連日の様に「いよいよ明日からは花粉のピーク!」だとか「過去最大級の飛散!」などとよく耳にします。そもそも明日からピークと毎日言われると、「今日がピークじゃなかったの??」と、少し混乱して来ます。ピークがいつ …

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女性系の有名処方、当帰芍薬散か加味逍遙散どちらを買おうか、お悩み解決(2)

  • 2023年2月21日

前回の続きになります。今回は前回よりも少し踏み込んで、加味逍遙散の構成を詳しく考えてみます。少しややっこしいので今回の内容は知らなくても全く問題ありませんので、ご興味なければ読み飛ばして下さい。ただ処方する側としては構成 …

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女性系の有名処方、当帰芍薬散か加味逍遙散どちらを買おうか、お悩み解決(1)

  • 2023年2月14日

当帰芍薬散、加味逍遙散、桂枝茯苓丸は女性系の3大漢方 当帰芍薬散、加味逍遙散は女性系のメジャー処方です。これに桂枝茯苓丸も加えて上手に使い分けできれば、薬局などで購入できる範囲の漢方治療としては上出来です。しかし残念なこ …

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気になる気のせい「喉のつまり感」に半夏厚朴湯は大本命、ダメなら次はどうする(2)?

  • 2023年2月7日

前回パート(1)をアップした日に偶然とは言え出来過ぎな感もあったのですが、薬局でレジを待つ列で前にいた女性の手にK社の半夏厚朴湯を持っていました。年の頃は40代中頃かと思いますが、更年期障害などに付随して出てくる喉のつま …

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気になる気のせい「喉のつまり感」に半夏厚朴湯は大本命、ダメなら次はどうする(1)?

  • 2023年1月31日

今回は最初に概略を・・・・ 喉のつまり感とは、「気」の滞りが原因で、喉に微小な浮腫(水滞)が生じたり喉の筋肉群が過緊張となり気になる状態。そこに半夏厚朴湯がどの様に作用するのか。今回はその原因が喉の気の滞りが主体であり、 …

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過敏性腸症候群と月経関連の悩みは大建中湯+四物湯で、まとめて良くできるかも!

  • 2023年1月24日

過敏性腸症候群が元々あって、月経不順や月経痛などを主訴として受診される方は思った以上に多いです。過敏性腸症候群は人口の10%程度、女性に多いらしいので、この両者で悩んでいる女性は多くおられると思います。 過敏性腸症候群に …

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女性系漢方(月経不順・困難症、更年期、内膜症から不妊症など)、ゆる〜い選び方とその理由

  • 2023年1月17日

女性系の漢方薬は数多くあり、どれを選ぶかは大変迷う所です。みなさんが薬局で選ぶ時も、あれやこれやで選ぶのは悩ましいと思います。大昔から多くの人が女性系疾患で悩んで来たからこそ、多くの処方が存在するのです。今回のお題は、「 …

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何かと話題の葛根湯について見直してみよう、そして誰でも小柴胡湯は大間違いです

  • 2022年12月27日

時期柄もあり、コロナ感染症やインフルエンザ関連での検索から当ブログにお見えになる方の数がかなり増えています。前々回のブログでも書きましたが、葛根湯や小柴胡湯加桔梗石膏がニュースになったおかげかと思います。 コロナ感染症や …

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「お屠蘇」は6種類の生薬をお酒に浸けて作る、いわゆる漢方酒みたいな縁起物です

  • 2022年12月20日

自分の小さい頃はお正月には必ずお屠蘇がありました。父親が朝にお酒に浸して作っていた記憶があります。元旦の朝は必ず家族揃って、新年の祝い事としてお屠蘇を口にしたものです。もちろんお酒ですから、子供の頃は少し唇を湿らす程度で …

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コロナ感染症やインフルエンザに今話題の葛根湯、小柴胡湯加桔梗石膏と柴葛解肌湯

  • 2022年12月13日

先週、東北大学が軽症〜中等症の新型コロナ感染症で葛根湯(かっこんとう)と小柴胡湯加桔梗石膏(しょうさいことうかききょうせっこう)の服用で呼吸不全への増悪リスクが軽減したと発表しました。つまりこれらの漢方薬に重症化予防効果 …

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