• 内科医師からスタートし、現在は三代続いている漢方専門のクリニックを銀座で開業中。女性系疾患(月経関連、更年期、 不妊症など)、アトピー性皮膚炎などから、ちょこっと体の弱い人までお見えになります。趣味はマラソン(基本的にはインドアでテレビ派)、猫(アメショ)、週に1回の外食。マラソンはsix stars finisher(東京、ボストン、ロンドン、ベルリン、シカゴ、ニューヨーク)日本人では338人目位の達成!!

まだまだ暑い日が続いています。さすがにここまで熱暑にされると疲労も蓄積され、9月に入れば・・・・と思っていたので、精神的にも萎えてしまいます。

さてこの暑いのに、秋の花粉症的な症状を訴える方が2〜3週前よりチラホラと出て来ました。夕方頃になると頭がボーッとしてきて、何となく熱っぽくて怠い、喉が少しチリチリする・・・・・熱を測ると平熱です。もしかして秋の花粉症?と考えてしまいます。喉のチリチリに気が行きますが、主症状は頭がボーッとして熱っぽい感じと考えて、ここは葛根湯です。葛根湯の服用で20〜30分でスッキリとしたようです。ただ完治するわけではないので、しばらくは毎夕に症状出れば葛根湯でやり過ごすことにしました。完治には体質改善が必要ですが、短期間の葛根湯でやり過ごせるのならば、これで良いと思っています。

他の多いパターンでは喉のイガイガがメインで他の症状がない方です。目の痒みもない、呼吸がゼイゼイしている訳でもない、ただし透明な鼻水が少し出るそうです。詳しく聞くと喉はイガイガするが、さらに閉塞感があるそうです。これで半夏厚朴湯ベースに決めて、あとは小青竜湯を加味するかそれとも麦門冬湯にするかです。主訴が喉のイガイガなので、ここは麦門冬湯を選択し、半夏厚朴湯と1:1としました。喉のイガイガは少し効きにくいことが多いのですが、少しマシな感じがするとのことで、こちらも短期間ですが継続としています。

玄関を開けるとひっくり返っている猫が・・・・・・エアコンは26度で入れっぱなしなので、快適過ぎるのか。そもそもこっちは暑い中帰って来て、ただでさえ疲れているのに、ひとしきりお腹を撫で撫でするまでこのまま動いてくれません。もうこの格好はオリピックで大騒ぎになったオーストラリアのブレイクダンスの人みたいです(笑)

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細野漢方診療所 細野孝郎