• 内科医師からスタートし、現在は三代続いている漢方専門のクリニックを銀座で開業中。女性系疾患(月経関連、更年期、 不妊症など)、アトピー性皮膚炎などから、ちょこっと体の弱い人までお見えになります。趣味はマラソン(基本的にはインドアでテレビ派)、猫(アメショ)、週に1回の外食。マラソンはsix stars finisher(東京、ボストン、ロンドン、ベルリン、シカゴ、ニューヨーク)日本人では338人目位の達成!!

先週のことですが、ある40代男性の患者さまが「食べ過ぎると風邪ひいたり、何か色々と調子悪いんですよ」とおっしゃっていました。同じことは多くの方が何となく思っているし、経験もされているかと思います。でも何で??で終わってしまうでしょう。この話になると30年程前に読んだ酵素栄養学の本に書かれていた事を思い出します。つまり過剰に食べてしまうと、消化に体の力を費やしてしまい、例えば免疫系など他の部分に回す力が減ってしまう・・・・・みたいなことが書かれていました。また生物(なまもの)は腐りやすい、イコール消化しやすい、逆に過熱した食品は長持ちする、イコール消化しにくいなどとも書かれていました。つまり食物に含まれる食品酵素が生の物にはふんだんに含まれるので自己消化されやすい。逆に加熱(63度以上だったか?)することにより、それらが死滅してしまうため、自分の体の力で消化しなければならない、と言うことです。とは言え全ての食品を生で食べるわけにはいきません。そこで食べるにしても、体の余力を十分に残すために腹八分目にしておこうと言うことです。実際に多くの方々を拝見してきて、「また食べすぎた〜!」タイプの人はよく風邪ひいたりされる感じです。多くの方がヨーグルト食べたり免疫力を高めるために頑張っておられますが、まずは腹八分目を意識されるのが良いでしょう。大昔から言われている当たり前のことが頭から消えてしまったり、またついつい無視してしまった結果、風邪だけではなく、肥満や糖尿病など、さらには重病になってしまうこともあるでしょう。とは言え腹八分目、なかなか難しいですけど、頭の片隅には必ず置いておいて下さい。

3回目の大阪マラソンを走るために先週末から大阪に滞在しています!昨日のマラソン当日は雪も舞う極寒な天候でしたが、今日は一転して快晴です。昨日が今日なら良かったのですが・・・・・・まぁ外でやるイベントでいつも最高の条件は期待できないし、出来るのは自分のコンディションを少しでも良い状態に保っておくだけです。いつもは手元の時計ばかり気にして全く景色を見ていなかったのですが、今回で大阪マラソンは最後と決めてゆっくり走ったので、色々と景色を見ることが出来ました。過去も通過していたのに毎回見落としていた大阪診療所もしっかり確認できました(笑)

細野漢方診療所 細野孝郎

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