前回のブログでも和中飲を書いたのですが、これが思ったより好評で嬉しい悲鳴です。ちなみに和中飲の構成生薬は枇杷葉、桂枝、縮砂、我朮、藿香、呉茱萸、木香、丁香、甘草の9種類です。 先日、生薬問屋さんが京都から訪ねて見えた時に …
続きを読む当帰芍薬散=四物湯+五苓散(マイナス3種類の生薬) 女性系疾患ある人(瘀血)で浮腫みなどの水毒症状ある方が適応です。異なる作用の2つの処方を合わせた物が当帰芍薬散です。キャッチ画像の冷しゃぶと温しゃぶのタレ以上に異なる2 …
続きを読む五苓散(ごれいさん)はメジャーな処方で良く頻用されるので、服用したことがある方も多いかと思います。タイトルにも書いていますが、二日酔いにも用いられます。これは下の方に書いてあるのでよろしければ最後までご覧下さい。 五苓散 …
続きを読む前回の話の続きになります。 肝腎は前回も書いた様に、「気」をコントロールしたり貯蔵したりの作用がある部位です。さらには、肝腎は漢方でも代謝機能に関係ある部位、つまり解毒に関係していると考えています。この両者は協力関係にあ …
続きを読む今週末は土用の丑の日です。土用のうなぎが夏バテに良いと言うフレーズは200年前に平賀源内が、流行らなかったうなぎ屋のために考えたフレーズだと本に書いてありました。うなぎは漢方的には、肝や腎(さらには脾)に良い食べ物とされ …
続きを読む患者様に「薬はきちんと食間に飲まなければダメですか?」とか「忘れるので食後に飲んでも良いですか??」など質問されます。 薬剤師に聞くと「食間に3回(または2回など)服用して下さい」と言われてしまいます。私は聞かれると大抵 …
続きを読む私の祖父らが聖光園時代に書いた本(食養論)に漢方的な視点から食べ物に関して書かれています。それによると蕎麦はとても素晴らしい健康食で病気も治す、みたいな記述がありました。大昔に書かれた内容ですので今となっては色々と指摘す …
続きを読む以前ブログで子供の便秘のことを書きましたが、偶然にも朝のテレビで便秘は万病の元みたいなことを特集していました。今更言うまでもなく漢方でも便秘は万病の元、逆に万病の結果が便秘であるとも考えます。例えば女性系疾患でお悩みの方 …
続きを読む前回、前々回と熱中症に関して現代医学と漢方的観点それぞれから考えてみました。エピソード1、エピソード2をご参照下さい。 さて気温が高ければ体に熱が篭るのは避けようがありませんし、湿度が高ければ汗が蒸発しにくくなり体温が下 …
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