細野漢方診療所について
1928年以来、細野孝郎医師の祖父、父親と3代続けて漢方診療を96年続けています。この度新たに細野漢方診療所として開設しました。
不妊・月経困難・冷え・更年期障害などの女性疾患から、アトピー性皮膚炎・花粉症などのアレルギー性疾患、また成人病・胃もたれ・胃腸疾患・咽のつまり・嗄声・慢性疾患・虚弱体質・ニキビ・肌荒れなど漢方の得意分野は広範囲にわたります。従来の治療に限界を感じている方、健康維持をお考えの方、当病院、細野漢方診療所へのご来院をお待ちしております。
私、細野孝郎は30年ほど、聖光園細野診療所・東京で診療して参りましたが、2021年12月、診療所を引き継ぎ、細野漢方診療所として独立することになりました。聖光園の時と全く同じ形態で診療を行なっております。
聖光園細野診療所は私の祖父が100年近く前に開設した歴史ある診療所で、長年に渡り蓄積されてきた経験は豊富です。その経験を基本とし、現代的な漢方の考えも柔軟に取り入れて、さらに多くの方に合った漢方治療をご提供するよう努めております。
現在の私の診療所には、祖父が拝見した患者様のお子様を私の父親(細野八郎)が拝見し、そしてお孫さんを私が現在拝見しているという方々もおられます。ただお孫さんと言っても、もう子供が何人かいてもおかしくない年齢です。つまり最初の方が聖光園にお見えになってからそろそろ4代目の方がおみえになるのです。この100年近く四世代に渡る時間の流れの中で、大きく変化した我々を取り巻く環境、生活習慣や食生活などを考慮し、時代に合わせた漢方治療を行って参ります。
当院は自由診療ですので、400種類以上の漢方処方、また単味成分とよばれる処方を構成する一つ一つの薬剤も自由に使い、保険診療では出来ないきめ細かな、お一人お一人のお体や症状に合わせた処方をお作りします。
「忙しい時間を割いて、当院へ足を運んでくださるお一人お一人に、ご満足いただける漢方治療を」
という志は変わらず、これまで同様、漢方治療に全力で臨みます。
細野漢方診療所 院長 細野孝郎
聖光園細野診療所のあゆみ
1928年(昭和3年)
創始者・細野史郎により、京都の東山の麓、鹿ヶ谷に漢方専門の診療所として開院。
1950年(昭和25年)
日本で初めて、漢方薬の「エキス剤」化に成功する。
このエキス剤が基になり、後に健康保険の薬価基準に漢方処方が掲載されるようになる。
日本東洋医学会創立。細野史郎が理事に就任。
1981年(昭和56年)
多年に亘る東洋医学の振興の功績により、文部大臣賞を受賞。
細野史郎が志した漢方治療はやがて、多くの患者様に支持され、現在まで受け継がれております。
漢方医学の体系化のために日本東洋医学会設立に尽力し、1952年には細野史郎が日本東洋医学会理事長に就任しました。1981年には、多年に亘る東洋医学振興の功績により、細野史郎が文部大臣賞を受賞しました。